今、会社説明会でどれくらいの資料を配布していますか?その資料に満足していますか?
多くの会社が説明会資料をパワーポイントで作っていますが、毎年イチから作り直している担当者はほとんどいないでしょう。なぜなら会社説明会の資料作りは非常に手間がかかるため、歴代の担当者が使ってきたものをアップデートして使っているのが実情です。
とはいえ、資料の出来栄えは学生にとって企業の印象を左右する重要な要素になるので、本当にこの資料でいいのか?と考え続けることは必要です。
今回は、なかなか作り直す機会のない会社説明会の資料について解説していきます。
そもそも会社説明会の資料を作る目的とは?
合同説明会等は、学生に対するご挨拶、認知を上げる目的なのだから資料にそんなに手をかけなくてもいいのでは?優先順位はそこ?と、担当者から様々な声が聞こえてきそうですが、簡単に会社説明会の資料を作る目的について説明します。
資料はあくまで口頭での会社説明を補助するもの、視覚的に理解するものです。採用担当者は、人前で話す仕事なので好印象かつ話すのが得意な人が多いと思いますので、資料がなくても学生の心を掴むことが出来るかもしれません。
でもだからこそ、説明会の資料作成は後回しになり、毎年マイナーチェンジで足りない部分は話術で補う!という状態になりがちなのです。
しかし、元々話術を持ち合わせている人がいい資料を活用したらどうでしょうか?
説明せずとも鬼に金棒ですね。
超売り手市場、かつ情報が氾濫している今だからこそ『話術+説明資料の充実』で学生の心を掴む必要があるのです。
会社説明会の資料がもたらす役割は4つです
視覚的なインパクトを与えることができる
例えば、創業当時の売上が○○千万円で今が△△億円と説明だけで言われるのと、グラフでどれだけ伸びたのかイメージで示されて補足されるのとではインパクトが異なります。
学生は一日でいくつもの企業の説明を聞くので、エントリーしよう!
と思ってもらうためには、何かインパクトを残しておく必要があるのです。
インパクトを与えるためには伝えたいことをシンプルに学生に見やすく作成することを心がけましょう。
配布することによるリマインド効果
いくら上手なスピーカーでも一語一句同じことを話し続けることは不可能です。
資料として作成しておけば、相手によって話の筋を変えずに表現を変える等アレンジすることができるのです。
もし学生に資料を配布するなら、就活生へのリマインド効果にもなります。
情報の統一と正しい理解の促進
インターネットやSNS等、情報量も手段も増えている中で、間違った情報が拡散していっても止めることは出来ません。オフィシャルな会社説明会を実施することで、正しい情報を平等にインプットすることが出来るのです。
また、オンラインの説明会では説明会資料をアップしておくことで、何か知りたいことがあれば、そこに戻ってくれば確認できるというコンタクトポイントの役割も果たします。
説明のメリハリをつけることが出来る
必要な情報を精査した資料だったとしても、スライドごとに優先順位をつけていけば説明のメリハリをつけることができます。
前述した売上の変化は、グラフやイラストを効果的に使えば「売上はご覧のようにこの10年で**倍に成長しています」だけで終わることが出来ます。説明のメリハリをつけることで、受け手側も「ここは重要な所」と判断する事が出来るので、しっかりとインプットすることが出来るようになります。
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