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正しく接する、就活生との距離感。

採用

就活生との距離の取り方がわからない、そんな採用担当者は多いのではないでしょうか。

売り手市場で多くの企業が採用に苦戦するなか、少しでも距離を縮めて学生の中の優先順位を上げたい。
でもあまり親しくなりすぎるのも平等性に欠ける。
でも…。

と、このような悩みは特に経験の浅い、新任の担当者を悩ませます。

今回は採用担当者として学生に対してどのように向き合えば良いのか、悪い例や良い例も交えながらご説明していきます。効果的で採用担当者本人も仕事を楽しむヒントになれたら、と思います。

気を付けるべき就活生への対応とは?悪い例4つ!

説明会や面接、内定者になってからのフォロー等、採用担当者は常に多くの学生と接しています。採用担当者が学生との接し方で悩んでいるのは、ズバリ「距離感」です。

親しくなることは、会社への興味を高めることにもつながりますし、学生も採用担当に対して本音を言ってくれる可能性が高まります。

しかし、一方で学生と親しくなりたいとは思っているものの、躊躇する採用担当者がいるのも事実です。では、学生との接し方で悪い例をポイントと共にご紹介していきましょう!

親しくなりすぎる

学生の興味と志望度を上げるために、親しくなるということは重要なことです。

最近の学生は、よくも悪くも昔の学生よりも採用担当者を含め社員に対してフランクに話してきますし、時にはなれなれしすぎると思うような学生もいるかもしれません。

親しくなりたい気持ちで、タメ語を許してしまったりすると他の学生からどのように見えるでしょうか?
あの子は特別なのか?もしかしてもう内定者は決まっているのでは?

というあらぬ憶測を呼ぶことにもなりかねません。特定の学生のそうした態度を許すことで、周りからどう見えるのか?ということを意識して対応していかなくてはいけません。

タイミングが違う

インターンシップ生、内定者等と懇親会をする場合もあるでしょう。その時に、距離感を近く感じてもらうためにと、お酒の力も借りて明るく振る舞いたい時もあるでしょう。しかしお酒を飲んでも、採用担当者は酔ってはいけません。

酔っ払いになってしまっては、採用担当者への憧れはもちろんのこと、会社のイメージすら変えてしまいかねないからです。

例えば、入社後の懇親会等、社員になってからだと逆に効果を発揮する場合もあります。入社するまでは、採用担当者として仕事の関係、入社したらもう仲間として、距離が一気に縮まった感を演出することも可能だからです。

どちらにせよ、お酒は注意が必要です。

威圧的な態度

例えば、学生からの質問に対して「そんなこともわからないの?」「わかってないなぁ」というような発言をする面接官はいませんか?

こんな人の部下にはなりたくないな、そう思われる危険性のある社員のアサインは避けなくてはいけません。また、選考や内定の辞退、面接のスケジュール調整等、ストレスがたまる場面は多いでしょうが、顧客は就活生、ということを忘れてはいけません。

感情に任せた態度、その一言で有能な人材を永遠に失うかもしれないのです。

引き留めや勧誘が強引

売り手市場に市場が変化したことで、採用担当者から学生への積極的なアプローチが求められていますが、学生にアプローチしているのは自社だけではないことは意識しておきましょう。

採用業務に一生懸命だからこそ、また学生の為を思った社員との交流もあまりしつこくすると逆効果になる可能性があるのです。

就活生への対応で正解とは?良い例3つ!

押しつけすぎない事

相手は学生ですから、色々言いたくなる時もあると思いますが、会社の考え方や自分の意見を押し付けすぎてはいけません。

そもそも「これはこう」「こうしなくてはいけない」というような押しつけ型の教育を受けていない最近の学生に対してそうした態度は、社会人の先輩として道を指し示しているつもりかもしれませんが逆効果です。

一旦は意見を認めて、どの部分が違うと思うのか対話することを心がけましょう。

選択肢を提示する事

一生を左右する就職に関して慎重なのは当たり前で、最後の最後まで考えて判断したいと思っていて当然です。
学生に対して、選択を迫ることもNGです。内定の受諾や選考に参加するかどうか等、学生に対して選択を求める場面は多くあると思いますが、その時も迫るのではなく「選択肢を提示すること」を心がけましょう。
一方的に〇日までに返事ください、ではなく、他の選考状況を聞いて「では、〇日までに判断できますか?」「△△の結果が出てからでいいので連絡もらえますか?」等、学生に自発的な行動を促す一言を添えるだけで心象を大きく変えることが出来るのです。

採用担当者として憧れの存在でいる事

採用担当者として憧れの存在でいるためには、常に真摯に平等に向き合わなくてはいけません。いくら企業研究をしたところで、学生が得ることのできる情報は一部です。

最後は人で決めます、と多くの就活生が言うように結局はどんな人と働きたいのか、将来どうなりたいのかが明確にイメージできるか、そしてそのイメージが自分の望む姿かどうかが就活生にとっては大切な判断基準です。

学生に対して一番最初に出会う社員、いわば企業の顔が採用担当者であり、採用担当者の立ち居振る舞い、身だしなみ、発言の全てが判断基準になるということを意識しましょう。

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