採用成功のためには採用計画が欠かせません
採用計画を立てるためには下記2点の理解が欠かせません。ひとつずつ解説していきます。
- そもそも採用計画とは何か?
- なぜ採用計画が必要なのか?
そもそも採用計画とは何か?
「採用計画」とは、採用活動を進めるうえでの指標となる計画のことです。
- そもそもなぜ採用をするのか?
- 何名くらい採用するのか?
- どの部署に採用するのか?
- どんな人を採用するのか?
- どんな手段で採用するのか?
- 採用予算はどれくらいなのか?
- どんなスケジュール感なのか?
採用活動を開始する前に上記のようなことを具体的に言語化していきます。
なぜ採用計画が必要なのか?
採用計画を立てずに採用活動を進めることは、いわば設計図なしで家を建てるようなものです。
どれだけ優秀な大工が集まっても設計図なしでは理想の家が完成しないのと同じように、どれだけ優秀な採用メンバーが集まっても採用計画なしに優秀な人材を獲得することはできません。
採用成功の確率を高めるためには、採用計画を立てることが何より重要なのです。
採用計画を立てる前にやるべき3つのこと
ここまで採用計画の重要性についてお伝えしました。さっそく採用計画の立て方をお伝えしたいところですが、実は採用計画を立てる前にやるべきことがあります。
これからご紹介する3つのことを事前にすることで採用計画の質がグッと高まります。
- 採用市場の動向をリサーチする
- 採用の競合他社をリサーチする
- 前年の採用結果を振り返る
1.採用市場の動向をリサーチする
採用計画を立てる前にやるべきことの1つ目は「採用市場の動向をリサーチする」ことです。
採用市場の動向をリサーチせずに立てた計画は机上の空論になってしまい、結局は計画通りに進まない可能性が高くなってしまいます。
具体的には、下記の点を調べるとよいでしょう。
- 大卒求人倍率はどのように推移しているのか?
- 「売り手市場」「買い手市場」のどちらなのか?
- 学生の内定保有率はどのように推移しているのか?
- 各社の選考スケジュールは早くなっているのか?
- 学生の価値観はどのように変化しているのか?
上記の点を調べておけば、適切な採用人数目標を設定したり、学生のスピードに合わせた選考スケジュールを立てたり、最新の採用手法を取り入れることができます。
2.採用の競合他社をリサーチする
採用計画を立てる前にやるべきことの2つ目は「採用の競合他社をリサーチする」ことです。
採用での競合他社は必ずしも同業他社だけに限らないことに注意が必要です。具体的には、下記の点を調べるとよいでしょう。
- 業界・業種が似ている企業
- ビジネスモデルが似ている企業
- 給与・福利厚生が似ている企業
- ビジョン・ミッションが似ている企業
- 社風が似ている企業
上記の点を調べておけば、競合他社と比較したうえでの自社の特徴を捉えることができ、自社オリジナルの採用計画を立てることができます。
3.前年の採用結果を振り返る
採用計画を立てる前にやるべきことの3つ目は「前年の採用結果を振り返る」ことです。
前年度採用の課題を特定することにより、次の採用活動をよりよいものに改善することができます。具体的には、下記の点を調べるとよいでしょう。
【定量】
- 各プロセスの参加者数
- 各プロセスの歩留まり
- エントリー経路ごとの歩留まり
【定性】
- 学生の志望動機の傾向分析
- 学生からの質問の分析
- 合格者と不合格者の傾向分析
上記の点を調べておけば、自社の採用における課題を把握したうえで現実に即した採用計画を立てることができます。
採用計画を上手に立てるための8STEP
さて、いよいよ採用計画を立てるための準備が整いました。最高の採用計画を立てるために必要なステップは下記8項目です。少し多く感じるかもしれませんが、採用を成功に導くためにはどれも必要不可欠な要素になります。
- 採用目的の明確化
- 採用目標の決定
- 採用ターゲット・ペルソナの決定
- 採用コンセプトの決定
- 採用予算の決め方
- 採用スケジュールの決定
- 採用手法の決定
- 選考方法・選考基準の決定
次回、この8つの工程について、詳しく説明していきます。
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